30代から気をつけたい甲状腺機能の低下とは?原因・症状・予防につながる生活習慣をわかりやすく解説

こんにちは!北千住All Ways Smileジム代表の渡邉優介です!

30代になると、仕事や家事、育児などで忙しくなり、自分の体調管理が後回しになってしまう方も多いのではないでしょうか。

「最近、疲れが取れにくい」「以前より太りやすくなった」「しっかり寝ているのに眠い」「寒さに弱くなった」など、体の変化を感じることはありませんか?

こうした症状は、睡眠不足や運動不足、ストレスなどが原因の場合もあります。しかし、体の代謝やエネルギーの使い方に関わる甲状腺の働きが低下している可能性もあります。

甲状腺は、首の前側にある小さな臓器です。体温の維持や心臓の働き、エネルギーの消費などに関わるホルモンを作っています。

甲状腺の働きが弱くなると、疲れやすさやむくみ、便秘、体重増加など、さまざまな変化が現れることがあります。

ただし、これらの症状だけで甲状腺の病気だと判断することはできません。大切なのは、年齢や忙しさのせいだと決めつけず、自分の体の変化に気づくことです。

この記事では、30代から知っておきたい甲状腺機能の低下について、原因や症状、日常生活で意識したい予防策、トレーニングや食事との関係まで、初心者にもわかりやすく解説します。

第1章:甲状腺機能の低下とは?30代から知っておきたい基礎知識

甲状腺はどんな働きをしているの?

甲状腺とは、首の前側にある蝶のような形をした小さな臓器です。

この臓器は、体のさまざまな働きを調整する「甲状腺ホルモン」を作っています。

甲状腺ホルモンは、主に次のような働きに関わっています。

  • 体温を保つ
  • 食べ物から得たエネルギーを利用する
  • 心臓の働きを調整する
  • 筋肉や消化器官などの働きを支える
  • 体全体の活動を維持する

簡単にいうと、甲状腺ホルモンは、体が正常に働くための調整役です。

このホルモンが十分に作られなくなると、体のさまざまな働きがゆっくりになり、疲れやすさや便秘、寒がりなどの症状が現れることがあります。

甲状腺機能が低下するとどうなる?

甲状腺ホルモンが不足した状態を、一般的に「甲状腺機能低下症」と呼びます。

例えば、以前と同じ生活をしているのに、疲れが取れにくくなったり、体重が増えたりすることがあります。

そのほか、次のような変化が起こる場合があります。

  • 朝起きても疲れが残っている
  • 以前より寒さを感じやすい
  • 顔や手足がむくみやすい
  • 便秘になりやすい
  • 肌が乾燥する
  • 髪が抜けやすくなる
  • 気分が落ち込む、集中しにくい
  • 月経の量や周期に変化が出る

症状は少しずつ現れることもあり、本人が気づきにくい場合もあります。

ただし、これらは睡眠不足、貧血、ストレスなどでも起こる症状です。症状があるからといって、必ず甲状腺機能が低下しているわけではありません。長く続く場合は医療機関で相談しましょう。

30代で気をつけたい主な症状

30代は仕事や家事、育児などで生活が忙しくなり、体調の変化を見過ごしやすい年代です。

特に、次のような変化が続いていないか振り返ってみましょう。

① 疲れやすくなった

十分に寝ているつもりでも疲れが残る、以前より活動するのがおっくうになるといった変化です。

② 体重が増えやすくなった

食事や運動量が大きく変わっていないのに体重が増える場合、甲状腺機能の低下が関係していることがあります。

ただし、体重増加には食事量や活動量、睡眠など、ほかの要因も関係します。

③ むくみや便秘が気になる

顔のむくみや便秘が続くことも、甲状腺機能低下症で見られる症状の一つです。

④ 寒さに弱くなった

周囲の人は気にならない気温でも、自分だけ強く寒さを感じることがあります。

⑤ 気分や集中力に変化がある

やる気が出にくい、頭がすっきりしない、集中しにくいといった変化が起こることもあります。

一つの症状だけで判断するのではなく、複数の変化が続いているかを確認することが大切です。

甲状腺機能が低下する原因

甲状腺機能の低下は、単に年齢を重ねたから起こるものではありません。

代表的な原因には、次のようなものがあります。

橋本病

甲状腺機能低下症の代表的な原因の一つです。免疫の働きに異常が起こり、自分の甲状腺を攻撃してしまうことで炎症が起き、ホルモンを十分に作れなくなる場合があります。

女性に多い病気ですが、男性にも起こります。

出産後の甲状腺の変化

出産後は甲状腺に炎症が起き、一時的に甲状腺ホルモンの量が変化することがあります。出産後の疲労や育児による睡眠不足と症状が重なる場合もあるため、気になる変化は医師に相談しましょう。

薬や治療の影響

甲状腺の手術や放射性ヨウ素による治療、一部の薬などが原因になることもあります。

大切なのは、生活習慣だけで甲状腺の病気を完全に防げるわけではないということです。体調管理を続けるとともに、必要なときに検査を受けることが重要です。

第2章:甲状腺機能の低下を防ぐために意識したい生活習慣

バランスの良い食事と栄養の考え方

甲状腺の健康を考えるうえで、まず意識したいのは、特定の食品だけに偏らない食事です。

毎日の食事では、次のような食品を組み合わせましょう。

  • 肉、魚、卵、大豆製品などのたんぱく質
  • 野菜や果物
  • ご飯などの主食
  • 適量の油や脂質
  • 乳製品など、必要な栄養を補える食品

たんぱく質は筋肉や体の組織を維持するために必要な栄養素です。魚や卵、大豆製品などを取り入れ、食事を抜いたり、極端に食事量を減らしたりしないようにしましょう。

また、甲状腺ホルモンを作るためには、ヨウ素という栄養素も必要です。

しかし、ヨウ素は多く摂ればよいというものではありません。海藻類を大量に食べたり、ヨウ素を含むサプリメントを自己判断で利用したりすると、甲状腺の働きに悪影響を与える場合があります。

健康のために何かを大量に摂取するのではなく、日々の食事全体のバランスを整えることが基本です。

睡眠とストレス管理の重要性

30代は仕事や家庭のことで忙しく、睡眠時間が不足したり、ストレスが蓄積したりしやすい時期です。

睡眠不足やストレスだけで甲状腺機能低下症になるとはいえませんが、疲労感や集中力の低下など、似た症状につながることがあります。

まずは次の習慣を意識しましょう。

① 睡眠時間を確保する

毎日できるだけ同じ時間に寝起きし、十分な睡眠を取れるようにしましょう。

② 寝る前のスマートフォンを控える

寝る直前まで画面を見続ける習慣がある方は、就寝前にスマートフォンから離れる時間を作ってみましょう。

③ 休息の時間を作る

短い散歩、深呼吸、趣味の時間など、自分がリラックスできる方法を見つけることも大切です。

④ 疲れが続くときは無理をしない

休んでも疲れが改善しない場合は、生活習慣だけの問題と決めつけず、医療機関で相談しましょう。

運動や筋トレは予防に役立つ?

運動は、筋力や体力を維持し、健康的な生活を続けるために役立ちます。

一方で、筋トレや有酸素運動によって、橋本病などが原因の甲状腺機能低下症を直接予防できると証明されているわけではありません。

そのため、運動は甲状腺の病気を治す方法ではなく、体全体の健康を支える習慣として取り入れましょう。

運動不足が気になる方は、次のような方法から始めるのがおすすめです。

① ウォーキング

まずは10〜15分程度の散歩から始め、体調に合わせて少しずつ時間を延ばしてみましょう。歩く習慣は、日常生活の活動量を増やすきっかけになります。

② スクワット

椅子に座る、立ち上がる動きを利用したスクワットは、太ももやお尻の筋肉を鍛える運動です。

最初は椅子からゆっくり立ち上がる動作を5〜10回程度行い、無理のない範囲で取り組みましょう。

③ 軽い筋力トレーニング

壁に手をついて行う腕立て伏せや、軽い負荷を使った運動など、自分の体力に合ったものを選びましょう。

運動習慣がない方は、いきなり強い負荷をかける必要はありません。

なお、甲状腺機能低下症と診断されている方や、強い疲労感、息切れ、動悸などがある方は、運動を始める前に医師に相談してください。体調が悪いときは運動を中止し、回復を優先しましょう。

海藻やサプリメントの注意点

日本では、昆布、わかめ、のりなどの海藻類を食べる機会があります。

海藻類に含まれるヨウ素は、甲状腺ホルモンを作るために必要な栄養素です。しかし、特に昆布などヨウ素を多く含む食品を大量に摂り続けることには注意が必要です。

甲状腺の病気がある方や、ヨウ素の影響を受けやすい方では、摂り過ぎによって甲状腺機能が悪化する場合があります。

健康維持のために、次の点を意識しましょう。

  • 海藻を毎日大量に食べ続けない
  • ヨウ素のサプリメントを自己判断で始めない
  • 甲状腺の病気がある場合は、食事制限について医師に確認する
  • すでに薬を飲んでいる場合は、サプリメントとの併用について医師や薬剤師に相談する

「健康に良い」と紹介されている食品でも、誰にとっても同じように良いとは限りません。大切なのは、必要な栄養を適量摂ることです。

第3章:早期発見と健康維持のためにできること

病院で検査を受ける目安

甲状腺機能低下症は、症状だけでは判断できません。

疲れやすさや体重増加などが長く続いている場合は、医療機関で相談しましょう。

特に、次のような方は一度確認しておくと安心です。

  • 以前より疲れやすくなり、休んでも改善しない
  • 原因が思い当たらない体重増加がある
  • むくみや便秘、寒がりなどの症状が重なっている
  • 月経の変化や抜け毛、肌の乾燥が気になる
  • 家族に甲状腺の病気がある
  • 出産後に体調の変化が続いている

受診先は、内科や内分泌内科などです。首の腫れが気になる場合も相談しましょう。

検査では、血液検査によって甲状腺ホルモンや、それを調整するホルモンの値を調べます。必要に応じて、甲状腺に関係する抗体などを確認することもあります。

大切なのは、自己判断でサプリメントを飲んだり、無理なダイエットを始めたりしないことです。気になる症状があるときは、原因を確認することを優先しましょう。

甲状腺機能が低下した場合の治療

甲状腺機能低下症と診断されても、適切な治療によって症状を改善し、日常生活を送れる場合が多くあります。

一般的な治療では、不足している甲状腺ホルモンを補う薬を使用します。

薬の量は、血液検査の結果や体調などを見ながら医師が調整します。治療開始後も定期的な検査を受け、自分に合った量を確認することが重要です。

治療を受けるうえで、次の点を覚えておきましょう。

  • 症状が軽くても、自己判断で治療を中断しない
  • 薬の量を自分で変更しない
  • 疲れや体重増加を、すべて甲状腺のせいだと決めつけない
  • 運動や食事の改善は、医師の治療と並行して行う

また、甲状腺機能が低下しているからといって、必ず同じ治療が必要になるわけではありません。検査結果や原因、症状によって対応が異なります。

30代から始めたい健康管理の習慣

30代からは、体重だけでなく、疲労感や睡眠、日常生活での体調の変化にも目を向けましょう。

おすすめは、次の5つの習慣です。

① 食事のバランスを整える

主食、たんぱく質、野菜などを組み合わせ、極端な食事制限を避けましょう。

② 睡眠を大切にする

寝る時間と起きる時間をなるべく整え、疲労をため込まない生活を目指しましょう。

③ 適度に体を動かす

散歩や軽い筋トレなど、無理なく続けられる運動を生活に取り入れましょう。

④ ストレスをため込まない

趣味や休憩の時間を作り、仕事や家事から離れてリラックスする時間を確保しましょう。

⑤ 体調の変化を記録する

体重、睡眠、疲れやすさなどを簡単に記録すると、いつもと違う変化に気づきやすくなります。

これらの習慣は甲状腺機能低下症を確実に予防するものではありません。しかし、体全体の健康を維持し、体調の変化に早く気づくために役立ちます。

よくある質問

Q. 30代でも甲状腺機能低下症になりますか?

はい。甲状腺機能低下症は30代でも起こります。特に橋本病などが原因となることがあります。年齢だけで判断せず、気になる症状が続く場合は医療機関で相談しましょう。

Q. 甲状腺機能が低下すると太りやすくなりますか?

甲状腺ホルモンが不足すると、体重が増えることがあります。ただし、増加の程度には個人差があり、体重増加のすべてが甲状腺機能の低下によるものではありません。

Q. 筋トレをすれば甲状腺機能の低下を予防できますか?

筋トレは筋力や体力を維持するために役立ちますが、甲状腺の病気そのものを確実に予防できるわけではありません。体調に合わせた運動と、必要に応じた医療機関での検査を組み合わせましょう。

Q. 海藻を食べれば甲状腺に良いですか?

海藻には甲状腺ホルモンの材料となるヨウ素が含まれています。ただし、摂り過ぎは甲状腺の働きに悪影響を及ぼすことがあります。海藻やサプリメントを大量に摂取することは避けましょう。

Q. 甲状腺機能低下症は生活習慣を改善すれば治りますか?

生活習慣の改善だけで治るとは限りません。原因によっては薬による治療が必要です。症状が続く場合は医療機関で検査を受け、適切な治療を受けることが大切です。

まとめ:30代から自分の体の変化に目を向けよう

甲状腺は、体温やエネルギーの利用、心臓の働きなど、全身の健康に関わる大切な臓器です。

甲状腺機能が低下すると、疲れやすさ、体重増加、むくみ、便秘、寒がりなどの症状が現れることがあります。

30代は忙しさから体調の変化を見過ごしやすい年代ですが、年齢や疲労のせいだと決めつけないことが大切です。

今日から意識したいポイントは、次の5つです。

  • バランスの良い食事を心がける
  • 十分な睡眠と休息を確保する
  • 無理のない運動を習慣にする
  • ヨウ素やサプリメントの摂り過ぎに注意する
  • 気になる症状が続くときは医療機関で相談する

運動・食事・睡眠は健康を支える基本ですが、甲状腺の病気を完全に防げるわけではありません。だからこそ、日頃の生活習慣を整えながら、必要なときに検査を受けることが重要です。

30代から自分の体を大切にする習慣を身につけ、将来も元気に過ごせる健康づくりを始めていきましょう。

北千住All Ways Smile
パーソナルジム

大手ジムにて6年間業務委託を経て2024年8月に独立。
保有資格
・NESATA -PFT(トレーナー資格)
・沓脱塾(ストレッチ資格)
・JGOゴルフフィットネストレーナー

         ブログ作成者
       オーナー兼トレーナー
         【渡邉 優介】

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