脳梗塞後のトレーニングはいつから?開始時期と最初にやるべき運動を解説

こんにちは!北千住All Ways Smileジム代表の渡邉優介です!

「脳梗塞になったけれど、また運動を始めたい」

「筋力が落ちたから筋トレをしたいけれど、いつから始めればいい?」

「以前のように体を動かせるようになりたい」

脳梗塞を経験した後、このように考える方は少なくありません。

一方で、脳梗塞後の運動は「早ければ早いほどいい」「○週間たてば筋トレしていい」と単純に決められるものではありません。

脳梗塞の大きさや場所、麻痺の程度、歩行能力、血圧、心臓の状態、治療内容などによって、適切な運動量は変わります。

日本脳卒中学会のガイドラインでも、脳卒中後は状態を確認しながら早期から離床・リハビリを行うことが重要とされています。一方で、急性期の運動は状態に応じて慎重に行う必要があります。(JSTSAttachment.png)

この記事では、脳梗塞後に運動を再開するときの考え方や、最初に取り組みたい運動、筋トレを始めるときの注意点について、専門用語をできるだけ使わずに解説します。

脳梗塞後はいつからトレーニングできる?

発症直後は自己判断で運動しない

まず大切なのは、

「脳梗塞になったから、○日後から筋トレを開始できる」という決まりはない

ということです。

脳梗塞の治療直後は、脳の状態や血圧、体の麻痺、意識状態などを確認する必要があります。

そのため、退院したからといって、すぐに以前と同じような筋トレを始めていいとは限りません。

特に、

  • 重いダンベルを持つ
  • 強く踏ん張る
  • 息を止めて力を入れる
  • 限界まで追い込む
  • 激しいランニングをする

といった運動は、自己判断で始めないようにしましょう。

まずは主治医に、

「筋力トレーニングを始めても大丈夫ですか?」

と確認することが大切です。

リハビリは早期から始まることがある

「脳梗塞になったら、しばらく運動してはいけない」

と思っている方もいるかもしれません。

しかし、実際には状態が安定していれば、入院中から座る、立つ、歩くなどのリハビリが行われることがあります。

日本脳卒中学会の資料でも、急性期の脳卒中患者では状態を確認しながら早期離床を行うことが推奨されています。(JSTSAttachment.png)

ただし、

「早期からリハビリをする」=「早期から激しい筋トレをする」

ではありません。

ここは非常に重要です。

最初は、

「体を起こす」

「座る」

「立つ」

「歩く」

「日常生活で体を使う」

というように、現在の体の状態に合わせて少しずつ進めていきます。

「何日後」ではなく状態を見る

脳梗塞後の運動を考えるときは、発症から何日経過したかだけで判断しないことが重要です。

例えば同じ「発症から3か月」でも、

  • 普通に歩ける人
  • 杖が必要な人
  • 片側に麻痺が残っている人
  • バランスが不安定な人

では、できる運動がまったく違います。

そのため、

「3か月経ったから筋トレを始めよう」

と決めるのではなく、

「今の自分の体なら、どこまで安全にできるのか」

を確認しましょう。

脳梗塞後に最初に始めたい運動

まずは座る・立つ

筋トレというと、ダンベルやマシンを思い浮かべる方も多いでしょう。

しかし、脳梗塞後に最初から必要なのは、必ずしも重い筋トレではありません。

まず大切なのは、

自分の体を安全に動かすこと

です。

例えば椅子に座った状態から、

「立つ」

「座る」

という動作。

これは日常生活にも直結する大切な運動です。

ただし、足に麻痺がある場合やバランスが不安定な場合は、転倒する危険があります。

必ず安全な環境で行い、必要であれば家族や専門職に見てもらいましょう。

短時間の歩行から始める

歩ける状態まで回復しているのであれば、次に考えたいのが歩行です。

最初から長距離を歩く必要はありません。

例えば、

「5分歩く」

「休憩する」

「また少し歩く」

というように、無理のない範囲から始めます。

重要なのは、

距離や時間を競わないこと

です。

脳梗塞後は、以前なら簡単だった運動でも疲れやすくなることがあります。

「今日は10分歩けたから、明日は20分」

と急に増やすのではなく、体調を見ながら少しずつ進めましょう。

軽い体操や関節を動かす運動

歩行だけではなく、肩、腕、脚などを無理のない範囲で動かすことも大切です。

例えば、

  • 肩をゆっくり動かす
  • 肘を曲げ伸ばしする
  • 手を開いたり閉じたりする
  • 足首を動かす
  • 膝を軽く曲げ伸ばしする

などです。

ただし、麻痺している部分を無理に動かす必要はありません。

「動かした方がいい」と思って無理をすると、かえって痛みにつながる場合があります。

動かしにくい部分については、リハビリ担当者に方法を確認しましょう。

慣れてから筋力トレーニングへ

日常生活の動作や歩行が安定してきたら、筋力トレーニングを取り入れることを検討します。

例えば、

椅子スクワット

椅子の前に立ち、ゆっくり腰を下ろして、ゆっくり立ち上がります。

ただし、バランスが不安定な場合は転倒する可能性があります。

最初は必ず安全な環境で行いましょう。

かかとの上げ下げ

椅子や壁につかまりながら、かかとをゆっくり上げ下げします。

ふくらはぎを使うシンプルな運動です。

軽いゴムバンド運動

状態が安定していて、専門家から許可が出ている場合には、軽いゴムバンドなどを使った運動も選択肢になります。

重要なのは、

「どの筋肉を鍛えるか」より「安全に正しく動けるか」

です。

筋トレを再開するときの注意点

血圧の確認

脳梗塞後の運動では、血圧の管理も重要です。

特に高血圧がある場合は、運動前後の血圧を確認する習慣をつけると安心です。

ただし、家庭で測った血圧だけで「今日は筋トレして大丈夫」と自己判断するのは避けましょう。

薬を飲んでいる場合は、薬の種類や飲む時間なども含めて主治医に相談してください。

力みすぎない

筋トレで特に注意したいのが、

「うっ!」と息を止めて力むこと

です。

重い重量を持ち上げるときなどに、無意識に息を止めてしまうことがあります。

脳梗塞後に筋トレをする場合は、いきなり重い重量を使うのではなく、

軽い負荷で、呼吸を止めず、ゆっくり動く

ことを意識しましょう。

疲れを残さない

運動後に強い疲労感が残る場合は、無理をしないようにしましょう。

特に、

  • 強い疲労
  • めまい
  • 息苦しさ
  • 胸の痛み
  • 強い頭痛
  • ふらつき
  • いつもより明らかな体の動かしにくさ

などがある場合は、運動を中止してください。

症状が出たらすぐ中止する

脳梗塞後で特に注意したいのが、新しい症状です。

例えば、

  • 突然、片側の手足が動かしにくくなった
  • 顔の片側が動かしにくい
  • 言葉が出にくい
  • ろれつが回らない
  • 急に見えにくくなった
  • 突然、強いふらつきが出た

などです。

このような症状が突然出た場合は、単なる「筋トレの疲れ」と考えず、すぐに医療機関へ相談・受診することが重要です。

まとめ|脳梗塞後は「いつから」より「今の状態」が大切

脳梗塞後のトレーニングは、

「発症から○日経ったら開始」

と一律に決められるものではありません。

治療後の状態が安定しているか、歩けるか、麻痺がどの程度残っているか、血圧や心臓に問題がないかなどを確認する必要があります。

リハビリ自体は、状態が安定していれば早期から行われることがあります。日本脳卒中学会も、脳卒中後の早期離床などについて指針を示しています。(JSTSAttachment.png)

ただし、

早期リハビリ=激しい筋トレ

ではありません。

最初は、

「座る」→「立つ」→「歩く」→「軽く体を動かす」

というところから始め、状態が安定してから少しずつ筋力トレーニングへ進めていくことが大切です。

そして何より重要なのが、

主治医やリハビリ担当者に「どの程度の運動なら大丈夫か」を確認すること。

脳梗塞後は、一人ひとり体の状態が違います。

焦って以前のトレーニングに戻すのではなく、今できることから少しずつ始めましょう。

「また運動できる体に戻したい」という気持ちは、とても大切です。

だからこそ、無理をせず、安全第一で一歩ずつ進めていきましょう。

北千住All Ways Smile
パーソナルジム

大手ジムにて6年間業務委託を経て2024年8月に独立。
保有資格
・NESATA -PFT(トレーナー資格)
・沓脱塾(ストレッチ資格)
・JGOゴルフフィットネストレーナー

         ブログ作成者
       オーナー兼トレーナー
         【渡邉 優介】

まずは体験レッスン
からどうぞ!

【営業時間】 

  • 火〜金  9:00〜22:00
  • 土・日  9:00〜20:00
  • 定休日  月曜日

【店舗情報】

  • 駐車場有り
    (事前にご連絡の場合のみ)
  • 駐輪場有り
  • 子ども連れOK

【各種SNS】

東京都足立区千住5-19-8 2階
 インドアゴルフの上
最寄り駅 北千住駅西口 徒歩9分

この記事を書いた人